「クツピカ」で年商1億円突破! ECマスターズクラブが“迷わないEC運営”を後押し
- ショップ名
- 内祝いのギフトランドショーワ 様
- 商品カテゴリー
- 食品
- サービス活用中のモール
- 楽天市場, Yahoo!ショッピング, Amazon
ギフト商品の製造・卸売を本業とする松和産業株式会社。
得意先への安定供給を最優先とするBtoBビジネスでは、どうしても長期滞留在庫や廃棄ロスが発生してしまうという課題を抱えていました。
「販路を広げることで、この課題を解決できないか」その答えとしてたどり着いたのがEC事業です。
2019年3月、楽天市場へ出店。
EC未経験の状態から、店舗運営責任者として一人でEC運営をスタートしました。
ECマスターズクラブを活用しながら、知識と改善を積み重ね、安定するまでの道のりを、店舗運営責任者の山口和幸氏にお話しを伺いました。

この記事を要約すると…
入会前の課題
- EC・デザイン経験ゼロ、楽天での購入経験もほぼなし
- 出店・ページ作成・出荷・集客すべてが手探り
- 知識不足で、既存店舗と「勝負の土俵」にすら立てていないと感じていた
入会後の成果
- EC運営の全体像を理解し、考える時間・迷う時間が激減
- 施策実行のスピードと精度が向上
- ECが会社の重要な販路として定着
「在庫ロス、このままでいいのか?」──現場の悩みから始まった楽天出店
── まず、楽天市場に出店されたきっかけを教えていただけますか?
山口さん:本業はギフト商品の製造・卸
得意先様への安定供給が必須であり、どうしても長期滞留・廃棄ロスが発生していました。販路を広げる事でこれらを解決したい。
ECが良いのでは?という事でEC参入を提案。2019年3月に楽天市場に出店しました。
知識ゼロからのスタート。「何をすればいいか分からない」日々
── ECマスターズクラブに入会される前は、どのような課題を感じていましたか?
山口さん:当時はデザイン経験やEC知識は全くなく、楽天市場で買い物したことも殆どない状態。
出店・ページ作成・出荷作業・集客ととにかく手探り。画像修正はペイントとExcel使ってたような状況。売上は初月10件、28,000円でした。
ネーションズに参加していたものの、知識が圧倒的に足りなくて、既存の有名店さんと比べると、同じ土俵にすら立っていない感覚がありました。
何から手を付けるべきか分からず、時間だけが過ぎていくような状態だったと思います。
今後どうしていこうと考えていたところに知ったのがECマスターズクラブでした。
「今やるべきこと」が分かるだけで、こんなに迷わなくなる
── ECマスターズに入会してから、どのような変化がありましたか?
山口さん:まず大きかったのは、EC運営の全体像が見えるようになったことです。
「今はここをやるべき」「これは後でいい」と、優先順位をつけて考えられるようになりました。
以前は悩んでいる時間がすごく長かったのですが、動画やフォーラムを見ることで判断材料が増え、迷う時間が圧倒的に減りました。
施策の選択肢が増えたことで、行動に移すスピードも上がり、改善の精度も高まったと感じています。
結果として、ECが会社にとって「実験的な取り組み」ではなく、しっかりとした販路として定着してきました。
売れるようになって初めて見えた「次の壁」
── 売上が伸びる中で、新たに感じている課題はありますか?
山口さん:ありますね。売上が伸びるほど、今度は商品数やスタッフ体制、配送やシステム面など、運営全体の課題が見えてきました。
特にマンパワーの不足は大きく、業務が属人化しやすい点は改善していきたいと感じています。
「ここを直したらもっと良くなる」というポイントが次々と見つかるので、正直、考えることが増えました。
でもそれは、ECが成長フェーズに入っている証拠でもあると思っています。

次のステージへ。三大モール拡大と“チームで回すEC”へ
── 今後、どのような展望を描いていますか?
山口さん:楽天市場はある程度軌道に乗ってきたので、今後はAmazonやYahoo!ショッピングの売上を伸ばしていきたいと考えています。
また、自社出荷だけでは限界が見えてきているため、RSLやFBAなど外部物流の活用も進めていきたいですね。
将来的には、三大モール以外の販路にも挑戦したいですし、個人ではなくチームとして回せる体制を作ることも目標です。
より安定した運営基盤を整えながら、長く続けられるEC事業にしていきたいと思っています。