料率アップすべき?しないべき?
今回の公開コンサルティングでは、「楽天スーパーアフィリエイト」について。
6月29日の楽天からのお知らせ
【楽天スーパーアフィリエイト】料率アップ設定お申込受付開始のご案内
の通り、7月から料率アップの設定が可能になりました。
アフィリエイト成果報酬料率を、1ヶ月単位で
5%
10%
15%
20%
の4つから選ぶことが可能になりました。
料率アップの適用対象は、楽天アフィリエイトの全パートナー。
そこで気をつけなければならないのが、以下に記載されている通り、
「全商品一律」で料率が適用されます。
例えば、ショップAの通常料率4%のアフィリエイトリンクを経由し、料率10%に設定しているショップBの商品が購入された場合、全商品一律で料率が適用されるため、10%の負担となります。
料率変更が適用された時点から全商品一律で料率が上がりますので、必ずショップの費用負担が増えることになります。
では、料率アップはすべきなのでしょうか…?
結論からお伝えすると、無理して料率を上げる必要はございません。
楽天のアフィリエイトというのは、ユーザー向けのページにも記載されている通り、食品はアフィリエイト料率は10%でしたが、現在は最大4%となり、登録した商品のディレクトリ(ジャンル)によって料率が決まります。
まずは、レポートを確認して、アフィリエイト経由の売上と成果報酬額やシステム利用料などをいくら発生しているか、確認することが重要ですね。
今後は、高料率ショップなどのリンク先が用意され、5%、10%、15%、20%というように、高料率で設定されているショップ一覧が確認できるようなると思いますので、それから検討しても良いかと思います。
ここからが本題となりますが、皆さんASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)について、解説します。
企業(ショップ)とアフィリエイターを繋ぎ、広告配信できる仕組みを提供するのがASP。
A8.net(エーハチネット)やValueCommerce(バリューコマース)などが有名ですね。
企業側は、アフィリエイターを審査して、承認することが可能です。
楽天ショップの場合、出店した時点で必ず楽天スーパーアフィリエイトというASPに加入することになり、アフィエイターの審査もできません。
どのようなサイトで紹介してもらえるのかが把握できない仕組みという違いがあります。
また、アフィリエイターは、個人だけではなく、企業サイトも存在します。
価格.comやクレジットカード会社が運営しているポイントサイトも楽天のアフィリエイトを利用して運営されています。
料率アップ設定を利用するショップが多くなると、このようなサイト経由の売上も増え、楽天に支払われる手数料も増えることになります。
料率アップ設定によって、売上ではなく単純に費用が増えたという結果にならないよう、現状のアフィリエイト経由の売上や手数料と、料率アップ後の売上と手数料を比較するなど、テストしながらご活用ください。
ご視聴いただいた会員様の感想をご紹介します。
S社 Uさま
アフィリエイト勉強になりました。
料率変更しなくてよかったです。まずは今のまま様子見です。
ありがとうございました。
F社 Yさま
楽天のアフィリエイトの仕組みがどういったものなのか詳しく知らなかったので勉強になりました。
G社 Oさま
とりあえずお試しと思って7月は運用してみます。これまで強制4%だったので特段レポートも見ることは無かったのですが、今回の申請を機に見直すと、まぁまぁ取られているんだなと・・・7月の施策でもし何か効果があれば報告させて頂きます。
最後に…
会員制サポートサービスECマスターズクラブでは、2000社以上のショップに、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonなどの最新情報やノウハウ、オリジナルツールを提供しております。
また、毎週2回配信しております会員限定のライブ配信のうち、水曜日の200名以上が参加される「公開コンサルティング」では、代表の清水が参加者のページを拝見しながら、リアルタイムで改善点などをお伝えしております。
今回は、2021年7月7日(水)17:00〜配信した内容をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
「ECマスターズクラブ」では、日本全国にて、セミナーを開催しておりましたが、昨年4月からは新型コロナウイルスの影響により、毎週オンラインにて開催しております。
セミナーに参加された方に、ご入会方法をご案内しております。
「楽天ショップのノウハウを知りたい。」「売上をもっと伸ばしたい。」などご興味のある方は、ぜひ事務局までお問い合わせください。